FAT32のディスクのファイルが復元できない

Question.

FAT32のディスクから削除されたファイルを検出できましたが、復元したファイルが開けません。

 

Answer.

Windows 2000以上でFAT32を使用している場合、削除前のクラスタ番号が65535(16進数で0xFFFF)よりも大きなファイルは、削除されるとクラスタ番号が変わって見えます。例えば、クラスタ番号が 71427(16進数で0x00011703)であったファイルは、上位のバイト(0x0001)が失われて5891(16進数で0x00001703)に見えます。このファイルをそのまま復元しても、正しくデータと結びついていないため正常には開けません。 

そのような場合でも、FINALDATAではクラスタ解析機能を用いることで元々の開始クラスタを探すことができます。 元々の開始クラスタを探すには、以下のようにします。

 

  1. 正しくない開始クラスタを持ったファイルを選択します。(このファイルをそのまま復元しても、アプリケーションから正常に開くことができないファイルとなります。) FD_FAT32_001.png

  2. [ツール]-[ファイルの開始クラスタを検索]を選択すると、適切な開始クラスタに修正されます。(修正の必要がない場合や修正できないものについては、クラスタ番号は変化しません。)
    FD_FAT32_002.png

  3. 3.適切に修正された場合には詳細結果表示でクラスタ番号が変わります。この図の例では、4383(16進で111F)が、修正の結果69919(16進で1111F)に変わっています。あとは一般的なファイル復元の手続きにしたがってください。
    FD_FAT32_003.png

 ※この現象は、Windows 2000/XP/Server2003/Vista/Server2008上でFAT32を用いてフォーマットされたドライブから削除したファイルにのみ当てはまります。