「操作」のよくある質問
PRE/POSTコマンドは、バックアップ前とバックアップ後に特定のコマンドを実行するためのコマンドです。その他の設定 画面の下部にある [その他の設定] をクリックすると設定を行なえます。
コマンドとして次の処理を実行できます。
- チェックディスク (chkdsk)
- ファイルのコピー (copy)
- ファイルやフォルダのコピー (xcopy)
- デフラグ (defrag)
- リムーバブルディスクのディスクコピー (diskcopy)
- ファイルの移動 (move)
- ドキュメントの印刷 (print)
- ファイルの名前変更 (replace)
- コンピュータのシャットダウン、ログオフ、再起動 (shutdown)
チェックディスク (chkdsk):
Chkdsk
コマンドは、ディスク内容の一覧やエラーを修復するコマンドです。Chkdsk
は通常、以下のように使用します。
chkdsk volume: path\ filename /f
例: ドライブDをチェックしてエラーがあれば修復する:
chkdsk d:\ /f
メモ:
* chkdsk はほかのプログラムが使用中でロックされているファイルを操作できません。
*
パス名やファイル名が省略された場合、 chkdsk はドライブ全体を処理します。
* /f
オプションを使用すると、エラーがあった場合に修復されます。
ファイルのコピー (copy)
Copy コマンドは、1つ以上のファイルを別の場所にコピーします。
通常、以下のように使用します。
copy Source + Source
+ ... Destination
例: contact.txt と info.doc をデスクトップにコピーする:
copy "c:\contact.txt" + "c:\info.doc" "C:\Documents and Settings\%username\Desktop\"
ログファイルをCドライブのルートにコピーする:
copy "$LOGFILE$" "c:\"
メモ:
- copy コマンドはファイルサイズが0KBのファイルをコピーできません。0KBのファイルをコピーするには xcopy を使用してください。
ファイルやフォルダのコピー (xcopy)
Xcopy コマンドは、ファイルやフォルダをコピー元からコピー先にコピーします。通常、以下のように使用します。
例: Cドライブにある backups という名前のフォルダをデスクトップにコピーする:
Xcopy "c:\backups" "C:\Documents and Settings\%username\Desktop\"
デフラグ (defrag)
ローカルボリュームの断片化されたブートファイル、ファイルやフォルダを整理します。
例: Cドライブをデフラグする:
defrag c:
メモ:
不整合とマークされているファイルシステムをデフラグすることはできません。この場合は、先に chkdsk
を実行してください。
リムーバブルディスクのディスクコピー (diskcopy)
このコマンドは、あるフロッピーディスクの内容を別のフロッピーディスク(フォーマット済み、未フォーマットを問いません)にコピーします。
例: AドライブのフロッピーディスクをBドライブのフロッピーディスクにコピーする:
diskcopy a: b:
ファイルの移動 (move)
このコマンドは、1つ以上のファイルを指定したディレクトリに移動します。
例: 主要なバックアップファイルやフォルダをCドライブに移動する:
move "$BACKUPOUTPUT$" c:\
ファイルの名前変更 (replace)
replace
コマンドは、コピー先ディレクトリのファイルをコピー元ディレクトリの同名ファイルで上書きします。コピー先にファイルがない場合は、コピー元のファイルが追加されます。
例:
Cドライブのルートにある backup.txt というファイルを、デスクトップにある同名の backup.txt ファイルで上書きする:
replace "C:\Documents and Settings\%username\Desktop\backup.txt" C:\
コンピュータのシャットダウン、ログオフ、再起動 (shutdown)
このコマンドは、ローカルコンピュータまたはリモートコンピュータをシャットダウン、ログオフ、再起動します。
- コンピュータをシャットダウンする:
shutdown -s -f ?m \\computername
- コンピュータをログオフする:
shutdown -l -f -m \\computername
- コンピュータを再起動する:
shutdown -r -f -m \\computername
メモ: ローカルコンピュータをシャットダウン、ログオフ、再起動する場合は、 \\computername を省略できます。
* ユーザがシャットダウン処理を中断できるよう、シャットダウン処理を遅れて実行するには次の手順をを行なうには、次のように設定します。
- POSTコマンドで shutdown -s -t XX と入力します。
XX には、シャットダウンを実行するまでに待つ秒数を入力します。 - シャットダウン処理を中断するには次のTo abort during shutdown please follow these steps:
- スタート > ファイル名を指定して実行 をクリックし、cmd と入力します。
- shutdown -a と入力すると、シャットダウン処理が中断されます。