「ターミネータ データ完全抹消」のよくある質問
「ターミネータ10+ データ完全抹消BIOS版」、「ターミネータ10+ データ完全抹消BIOS/UEFI版」の完全抹消シリーズと、「電子データシュレッダー」シリーズの抹消レベルを教えてください。
ターミネーター10 plus データ完全抹消(BIOS/UEFI版)
WindowsPE起動、DOS起動共通
- レベル1. ゼロ書込みで1回方式
- レベル2. 1(OxFF)書込み方式
- レベル3. 乱数書込み方式
- レベル4. 乱数+ゼロ書込み方式
- レベル5. 米国国家安全保障局(NSA)方式
- レベル6. 米国国防総省(DoD5220.22-M)方式
- レベル7. 北大西洋条約機構(NATO)方式
- レベル8. 米国国防総省(DoD5220.22-M ECE)方式
- レベル9. シュナイアー(Schneier)方式
- レベル10. グートマン(Gutmann)方式
UEFI版起動
- レベル1. FlashErase(Quick)方式:ドライブ先頭・中間・末尾に乱数書込み
- レベル2. FULL(00h)方式:ドライブ全域にゼロ書込み
- レベル3. NSA(Random-Random-00h):
米国国家安全保障局(NSA)方式(乱数2回+ゼロ書込み) - レベル4. Random方式:ドライブ全域に乱数書込み
- レベル5. SSD Erase:SSDを抹消する際の専用メニュー
- レベル6. US DoD5220.22-M:米国国防総省方式で文字、文字の補数、乱数を書き込み
- レベル7. US DoD5220.22-M ECE:米国国防総省方式で文字、文字の補数、乱数2回、さらに文字、文字の補数、乱数を書き込み
ファイル選択抹消シリーズ(電子データシュレッダー/2)
- レベル1. ゼロ書込み方式
- レベル2. 乱数書込み方式
- レベル3. 乱数+ゼロ書込み方式レベル
- レベル4. 米国国家安全保障局(NSA)方式
- レベル5. 米国国防総省(DoD5220.22-M)標準
- レベル6. 3回ランダム値、7回DoD、もう3回ランダム値
- レベル7. Gutmann方式
各抹消レベルの詳細は以下の通りです。
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ゼロ書込み方式:セキュリティレベル 低
各セクタに16進で"00"の値(ヌル値)を書き込みます。いわゆる「物理フォーマット」がこれにあたります。ソフト的にデータを復元することはできなくなりますが、全領域に同じ値を書き込むために、ディスク上の残留磁気を読み取る装置を用いればもとのデータパターンを解読される可能性があります。 -
1(OxFF)書込み方式:セキュリティレベル 低
各セクタに16進数で"FF"の値を書き込みます。ソフト的にデータを復元することはできなくなりますが、ディスク上の残留磁気を読み取る装置を用いて解析すればもとのデータパターンを解読される可能性があります。 -
乱数書込み方式:セキュリティレベル 低
各セクタにランダムな値を書き込みます。ソフト的にデータを復元することはできなくなりますが、ディスク上の残留磁気を読み取る装置を用いて解析すればもとのデータパターンを解読される可能性があります。 -
乱数+ゼロ書込み方式:セキュリティレベル 中低
各セクタに一旦ランダムな値を書き込んだ後に、その上にヌル値を書き込んでいく方法です。ソフト的にデータを復元することはできなくなりますが、ディスク上の残留磁気を読み取る装置を用いて解析すればもとのデータパターンを解読される可能性があります。 -
米国国家安全保障局(NSA)方式:セキュリティレベル 中低
各セクタに一旦ランダムな値を書き込んだ後に、もう一度ランダムな値を書き込み、その上にヌル値を書き込んでいく方法です。ソフト的にデータを復元することはできなくなりますが、ディスク上の残留磁気を読み取る装置を用いて解析すればもとのデータパターンを解読される可能性があります。 -
米国国防総省(DoD5220.22-M)方式:セキュリティレベル 中低
各セクタに文字、その文字の補数、ランダム値による書き込みを行います。ソフト的にデータを復元することはできなくなりますが、ディスク上の残留磁気を読み取る装置を用いて解析すればもとのデータパターンを解読される可能性があります。 -
北大西洋条約機構(NATO)方式:セキュリティレベル 中
各セクタに文字、その文字の補数、その文字、その文字の補数、その文字、その文字の補数、最後にランダム値による書き込みを行います。ソフト的にデータを復元することはできなくなり、またディスク上の残留磁気を読み取る装置を用いて解析しても、もとのデータパターンを解読されにくくなります。 -
米国国防総省(DoD5220.22-M ECE)方式:セキュリティレベル 中
各セクタに文字、その文字の補数、ランダム値、ランダム値を書き込んだ後にもう一度文字、その文字の補数、ランダム値を書き込みます。ソフト的にデータを復元することはできなくなり、またディスク上の残留磁気を読み取る装置を用いて解析しても、もとのデータパターンを解読されにくくなります。 -
シュナイアー(Schneier)方式:セキュリティレベル 中
各セクタに文字、その文字の補数、ランダム値5回を書き込みます。ソフト的にデータを復元することはできなくなり、またディスク上の残留磁気を読み取る装置を用いて解析しても、もとのデータパターンを解読されにくくなります。 -
グートマン(Gutmann)方式:セキュリティレベル 高
各セクタにDoD を超える安全性を誇るGutmann方式にしたがって計35回データを上書きします。ソフト的にデータを復元することはできなくなり、またディスク上の残留磁気を読み取る装置を用いて解析してももとのデータパターンを非常に解読されにくくなります。