「復元の可能性」のよくある質問
Outlook Expressで削除したメールも復元できますか?
Outlook Expressは2014年にMicrosoft社のサポートが終了しているため、実際にデータ復元を行なう場合は時間経過があると思われます。
現実のパソコン(PC)ではその後の継続利用のため、様々なデータで上書きされており、消失・破損の状況が想定されます。本FAQはそれらを前提としない内容になります。
Outlook Expressから削除されたメールの扱いについては、以下の段階があります。
- 受信トレイ※からメッセージを削除する。
→ 削除済みアイテムにメッセージが移ります。
※ 他のOutlook Expressのローカルフォルダからでも同様 - 削除済みアイテムを空にします。
- 受信トレイ、削除済みアイテムに「フォルダの最適化」※を行います。
※ Outlook Expressの〔ファイル]-〔フォルダ]-〔最適化]で行う作業
1.の場合は、削除済みアイテムから、受信トレイや他のローカルフォルダに戻すことによって復元できます(ファイナルデータでのスキャンは不要です)。
2.の場合はファイナルデータのメール復元の機能を使い、探したいDBXファイル(.dbx)をスキャン(メールメッセージの検出)を行うと、削除したメッセージも検出されます。DBXファイルのある場所については、Outlook Expressのメール本文のデータ保存場所はどこですかをご参照下さい。
3.の場合も2.と同様にメール復元機能を使い、DBXファイルをスキャンしますが、最適化を行った場合は、同名のDBXファイルが複数(通常は、1回最適化をした場合は2個、2回最適化をしたら3個見つかるはずです)発見されます。最適化前に削除したメッセージを探す場合は、更新日等を参考にしながら古い方のDBXファイルからスキャン(メールメッセージの検出)をしてみて下さい。
※ DBXファイルが巨大なサイズの場合、最適化時に作られた古いDBXはWindowsからは削除ファイル(=空き領域)と認識されますので、その上に別のファイルが上書きされて破損が進行する可能性が高く、また断片化している可能性も高くなります。間違ってメールを削除してしまった場合は、直ぐにファイナルデータを使って復元することをおすすめします。